#2 まずは露出を知っておこう!

写真を撮ることを学ぼうとすると最初のいきなり最初の壁にぶつかります。
それは露出です。そして写真を学ぶ上で最も大事な要素になります。専門用語を避けては通れない部分になるのでちょっとだけ頑張ってみましょう!!

前回の記事はこちら

露出とは??

フィルム、乾板などの感光材料やCCD、CMOSなどの固体撮像素子を、レンズを通した光にさらすこと(現在のカメラでは通常シャッターの開閉により、これを行う)。またはカメラのレンズを通過してくる光の総量や、画像そのものの明るさのことをいい、これらはレンズの絞り(F値)と露光時間(シャッター速度)及びフィルム感度の組み合わせによって決まる。 ※Wikipedia参照(露出(写真))

難しいですね・・・
つまり、2つ意味があり
・写真撮影する行為そのもの(レンズを通してカメラに光を取り込む)
・写真の明るさ(光の量)

本などで勉強していたり、カメラ仲間と一緒にいると「露出がなぁ〜」とか「露出オーバー気味だね」とか「露出アンダーだね」とか言う時は”写真の明るさ”のことを指しています。

そして、オートモードで撮影することは、この露出をカメラにお任せしており、写真を自分の表現したい時にはじめの一歩となるのが”露出を自分好み”にする!というところです。この露出について学んでいきましょう!!

標準露出と適正露出

標準露出とは、カメラが持っている露出の基準となるモノです。「カメラが良いと思った明るさはこれです!」とカメラ側から最初に提示してくれるもので、これを基準にカメラが絞りとシャッタースピードの値を決めてくれています。

適正露出とは、「カメラマンが表現したい露出」のことです。カメラが決めた明るさでは納得いかない時にこの適正露出をカメラマンが導き出します。この”適正露出”には正解がなくカメラマン各々がその時に撮影したいイメージの明るさが適正露出となります。

露出オーバーや露出アンダーがダメではなく、それはカメラマンが表現したい明るさならそれで良いと個人的には思います。ただ、これが仕事となった時にはクライアントの適正露出(お客様の写真の明るさのイメージ)に合わせるといったことが必要になります。まずは自分がイメージする写真の明るさ(露出)を表現できるようになりましょう。

絞りとシャッタースピード

避けては通れないそれが”絞り”と”シャッタースピード”です。
絞りとシャッタースピードを設定値により、カメラに取り込む光の量が変わるためです。

絞り

まず、光はレンズを通ってカメラに届きます。この時にレンズには穴が空いておりその大きさによって光が通ってくる量をカメラマンが設定することができます。これが”絞り”です。F値と呼ばれているのが絞りの設定値となります。

カメラでこんな数字みたことないですか?
F値の例
F2.8 , F4.0, F5.6, F8, F16…
開放<--------------------->絞る
明るい<------------------>暗い

F値の値が小さいと穴は大きく、F値の値が大きいと穴は小さくなります。
F値を小さくする行為を”絞りを開ける”、F値を大きくするする行為を”絞りを絞る”と表現します。

“絞りを開ける”とは、絞り穴を大きくすることとなり、光がレンズの中を通ってくる量が多くなります。そのため、写真を明るくすることができます。

“絞りを絞る”とは、絞り穴を小さくすることとなり、光がレンズの中を通ってくる量が減ります。そのため、写真を暗くすることができます。

またF値を変えることで”被写界深度”も変わり”ボケ”の表現もすることができます。ここは別の機会に説明しますので今は「絞りを開けると光の量が増えて、ボケやすくなる!」ことがわかれば大丈夫です。

レンズを通ってくる光の量をF値で決めれることがイメージできたら…

シャッタースピード

次はどのくらいの時間カメラのセンサーに光を当てるか?を決めます。これがシャッタースピードになります。

カメラでこんな数字みたことないですか?
シャッタースピードの例
1/60, 1/125, 1/250, 1/500, 1/1000
遅い<--------------------->速い
明るい<------------------>暗い

シャッタースピードを変えることで、カメラのセンサーに光を当てる時間を設定できます。シャッタースピードが遅い方がセンサーに光を当てる時間が長くなるため明るくなり、シャッタースピードが速い方がセンサーに光を当てる時間が短くなるため暗くなります。

また、シャッタースピードを変えることで写真の時間を表現することができます。多くは動いている被写体をキレイに撮りたい時にシャッタースピードを決めます。走っている子供やサッカーしている様子、運動会など激しく動いている時はシャッタースピードを速く設定することで被写体がブレることなくキレイに写真にすることができます。

写真という静止画の世界で時間を表現することはとても魅力的です。
ピタッと止まった世界やまるで時が流れている世界を表現できます。

シャッタースピードが遅いということはそれだけの時間、光の情報を取り込んでいるため被写体の動きも移ります。これが”被写体ブレ”です。ブレも写真を表現する上でとても大事な要素ですが、別の機会に説明します。

“絞り”と”シャッタースピード”がイメージできましたか?
ちょっと難しいという場合はコップと蛇口から出てくる水をイメージしてみてください。

こんな感じで置き換えてみましょう!
光 = 水
絞り = 蛇口
シャッタースピード = 水を出す時間
カメラ = 水を受け止めるコップ

蛇口を捻って蛇口から出てくる水の量を決めます。そしてどれくらいの時間水をコップに入れるか・・・
コップ一杯ちょうどに水が入っている状態が、標準露出(ちょうどいい)
コップから溢れてしまった状態が、露出オーバー(明るい)
コップの一杯に満たない状態が、露出アンダー(暗い)

どうですか?”露出”がなんとなくイメージできましたか??ここまでイメージできたら最後に露出のバランスについて・・・

絞りとシャッタースピードの関係性

絞りとシャッタースピードは別々で設定しますが、2つの設定値は大きく関係してきます。この2つのバランスによってカメラに取り込む光の量が決まるためです。

絞りを絞る = シャッタースピードは遅くなる
絞りを開ける = シャッタースピードは速くなる
この2つは切っても切り離せない関連性があり、オート撮影でカメラはこのように挙動しています。

当然、その時の明るさの状況によって設定値は変わるため設定値の絶対値はありません。ただなんとなくでいいのでよく撮ってる設定値を自分の中で持っていると環境が変わった時に変更をしやすいので自分の中で持っている基準値を持っておくことをオススメします。

カメラの標準露出を知る小技

最初は自分の感覚が分からないため、カメラが導き出した露出の設定値を参考にするのも一つの手です。カメラの設定値を真似してみるところから初めて見るのもいいと思います。では、どのようにしてカメラの標準露出の設定値を知るのでしょう??

一番簡単なのは、オートでとった写真の情報を見ることです。
まずオートモードで写真を撮ってみてカメラの操作でその写真の情報を見てみましょう!カメラの写真の情報の確認の仕方はメーカー、機種によって違うのでお手持ちのカメラのメーカーのWEBサイト等で調べてみてください。
Canonを例にすると、写真をカメラに表示した状態でinfoボタンを押してみると写真の設定値が表示されます!

例:Canon Powershot G7X mark2

右側のボタンの”INFO”ボタンを押すと

こんな感じで設定値が表示されます!

一眼レフカメラも同様です!

結局のところ

個人的に思うのはオート撮影の結果が自分のイメージ通りであればそれはそれで良いんだと思います。自分のイメージとカメラの結果にギャップがあった時に自分のイメージに近づける手段として脱オート撮影!となります。
不思議とカメラを持ってでかけたくなります!カメラライフを楽しめるようになるのでチャレンジしてみてください!
写真の露出を自分のイメージに近づけることが写真表現の第一歩です!

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